何とか間に合った俺たち。

ゆずは後ろから降りるなり、


「怜衣!」


友達の中森怜衣(ナカモリ レイ)を見つけて、走って行った。
怜衣とは小学校から一緒だったから、この光景は日常的だった。


俺も行くか。

そう思い歩き出した時、ゆずがいきなり振り返り、


「快斗!髪、ありがとね。」


そう言って、また前を向いて怜衣と歩き出した。


反則だろ………
今の笑顔………/////



「よっ!朝からやってくれるね~、あの美少女は。」


肩を叩きそう言ったのは、怜衣と一緒で、小学校からずっと一緒の腐れ縁の親友の桜井真一(サクライ シンイチ)。


「しん………」


「お前も一途だねぇ~、まっ俺も怜衣だけだけどね!」


そう。
俺はゆずが好き。
ゆずだけが大切な女の子。