美香子さんはそう言って わたしに抱きついてきた。 「ほんとうに椿ちゃん!?あの手紙は本当だったのね!?」 竜の言ったとおり 美香子さんは年をとっていた。 あたりまえだけどね。 でもやっぱり昔と変わらずに すごく優しい。 見た目は少し老けたかもしれないけど 中身は昔と変わらない。 「あの時は本当にありがとうございました!!今思うとすごくずうずうしい…」 「ううん、いいのよ!!」 美香子さんは笑顔で言う。