「まあね。ちょっと変わったかなー。寂しくなった」 「うん…」 「あ、ほら。見えてきた」 竜が見る方向に なつかしい家が見えてきた。 そう…あのわたしが居候していた 竜の家だ。 「はい、到着ー!!母さんには何も言ってないから驚かせてやって??」 「美香子さん!?うわあー!!本当に??」 「当然だけとおばさんになってるよ??」 竜はケタケタ笑って言った。 早く会いたい。 玄関に向かう竜の後を追って わたしも車から降りる。