「…じゃ、俺そろそろ帰るわ」 「え??や…やだっ」 不意にわたしの口から そんな言葉がでた。 「んー??」 「あ…。なんでも…ない」 慌ててごまかそうとする。 竜の耳には聞こえなかったみたい…。 「ははっ、嘘。聞こえた」 「っ!!?」 「俺も寂しいけど、また会えるし??それに…」 そう言って竜は扉のほうに 目を向けた。 何…??