するとその顔は真っ赤になっていた。 「み…見るなよ!!」 「え…??え??」 「いいから!!」 竜はわたしの目線から 逃れようと立ち上がった。 「あのさ…母さんも椿に会いたがってるから」 「美香子さん…!?」 「そ。退院したらさ、連絡頂戴??」 竜は一切れの紙を差し出してきた。 携帯番号とメールアドレスが 書かれている。 これ…竜の??