わたしが分かっていないことを 察知したのだろう。 彼はポケットから何かをとりだして わたしに渡した。 「忘れ物」 彼はそう一言だけ言った。 手渡されたのは2つのネックレスだった。 1つはハート型のネックレス。 もう1つはイルカのネックレス。 この2つは…!? 「これ…!?」 「思い出してくれた??」 「竜…君??」 わたしは思い当たる人物名をあげた。