わたしはもう一度、


さっきよりも強くネックレスを握った。





"つばき……つばきっ…"





耳を澄ましてよく聞くと


わたしの名前だった。


しかもその声は懐かしい


お母さんの声だった。


この世界の若いお母さんじゃなくて、


本当の世界のお母さん。


わたしを…呼んでいてくれるの??


この声は本当にお母さん??


なんだか…泣いてるように聞こえるよ??


心配していてくれるの…??


わたし…生きてるの??