家に着くと、竜君は 宝箱らしき箱の中から何かを取り出して わたしに差し出した。 「これ…ネックレス??」 「そおだよ!!ママに買ってもらったんだ!!」 「え??そんな大事なものダメだよ!!」 「いいの!!ぼく、これもらったもん!!」 竜君はわたしがあげた携帯を見せて ニッコリ笑った。 「ん…ありがとう。大事にする」 「うん!!あ、ぼくさきにしたにいってるねっ??」 「うん。あたしもすぐ行くね」