「さ、椿ちゃんのお部屋は…そうだっ!!ちょっと待っててね♪」
美香子さんはそう言って
2階へと階段を上がっていった。
「おねえさんのおなまえ、つばきっていうの??」
「え??うん、そうだよ。でもねー、正直言うとあたし椿っていう名前好きじゃないんだー…」
「なんでー??」
「椿の花ってね、ポロッて花ごと落ちちゃうの。なんか縁起悪いじゃない…??」
「ふうーん??」
竜君はしばらく何かを
考えてるみたいだった。
「おなまえでよばれるの、いや??」
「ううん、大丈夫だよ。だから竜君も椿って呼んでね??」
「うん♪つばきちゃん♪」


