「このことお家の方は??」
「母の目の前で出て行きましたから…」
「そう…。そうだ!!少し落ち着くまでうちにいればいいわ!!ね♪」
竜君のお母さんは
笑顔でそう言ってくれた。
「いいんですか…??」
「もちろん♪わたし、娘が欲しかったの♪」
「実はというと、わたしも竜君のお母さんみたいなお姉さんが欲しかったんですっ!!」
「あら、美香子でいいわよ??わたしの年じゃ椿ちゃんとじゃ親子よー」
美香子さんは笑いながら
泣くまねをした。
「そんなことないですっ!!わたし初めて見たとき、竜君のお姉さんかと思いましたもんっ!!」
「本当!?」
美香子さんは本当にうれしそうにする。


