走っていくと


大きな木が見えた。


ちょっと休もう…。


その木にもたれかかって


座る。


はあ…。


どうしよう。


財布も持ってないし。


…何にもできないじゃん。


わたしの持ち物は唯一


ケータイだけ。


動くのは動くけど


何処にもつながらない。


もう…なにもかもがヤダ。


どうせなら


トラックにひかれたときに


そのまま死んじゃえばよかったのに…。