竜はすごく喜んだ。


そんな姿を見てわたしも


嬉しくなった。


その日は2人で昔の話をした。


いろいろな思い出話。


話をしていると、すぐに


夕方になった。


…帰る時間だ。





「帰ろっか??」


「うん…」





また助手席に乗り込む。


竜も運転席に乗り込んだ。


その時、なにか暖かくて柔らかいものが


わたしの唇に当たった。


…キス??


そして竜はわたしの耳元で言った。





「今はさ、帰る家がバラバラだけど、いつか一緒の家に帰ろうな♪」





―END―