───ざわめく街の中。




「ねえ…、あのこ良くない?」



「どのこ? あー、中学生かなあ?可愛い系だね!」



「めっちゃタイプなんですけど!話し掛けていいかなあ?」



「あたしも行く〜」




学校帰り、あたしは一人で街をうろうろしていた。




「あ、あのぉ〜ちょっといいですかぁ」




何者かに声をかけられ、後ろを向く。