特捜課って、特殊捜査課でしょ…!? 「そして、あなたはこの卒業証書を受け取ったと同時に、警部に昇任します。」 学校長は微笑みながら、教頭が引き出しから取って来た、卒業証書を私に差し出した。 私は何がなんだかわからないまま、深く礼をして丁寧に証書を受け取る。 「あっ…ありがとうございます。」 「おめでとうございます。 これからの活躍も期待していますよ、瀬川警部。」 警部か… なんか信じられない… 証書を片手に、まだ頭の中が整理しきれてないまま、私は部屋を後にした。