短い夢を見た。

あたしは何かを欲しがっている。

必死に手を伸ばして、届かない何かを求めている。


でも、届かない。
手に入らない。



だから、あたしは夢の中のあたしに言った。


『何かを期待しなければ意外と簡単に手に入るよ』