俺の一つ下の女友達。 いや……女友達というよりかは兄妹に近い様なそんな感じ。 俺のヒドい過去とか、家庭事情とか――更には俺の記憶が無い時の事まで知ってる奴なわけで……厄介。 親父の知り合いの娘なんだけど、小さい時は俺になついてきてあんなに可愛かったのに。南無。 「あーあ。陸ってば結婚しようねとか言ってきたのになー」 「いつの話だよ」