「あれ、バレちゃった? ていうか起きてたの?」 「起きてないけどさぁ」 イスに座るセンセを抱きかかえるような感じでもたれかかる。 「だってだって! 寝顔すっごく可愛いんだもん!!」 「……あっそ」 「もう終わり~?」 抱き心地の良いこの体はずっと抱きしめていたくなるけど、ここは我慢。 きっとお腹を空かせた狼がヨダレを垂らしながら待ってると思うんだよね。