「はい、お願いします。先生のやつが一番効くから」 俺は静かに二人のやり取りを見守っていた。 センセが彼に渡したのは二粒の薬。 それが何の薬で、どんな効能があるかはもちろん分かんない。 「――で? お前授業は?」 薬を飲み終わった後、ジロリと俺を睨みつける。 迫力あるねぇ~? いつもながらゾクゾクするよ。