本当は怒ってない事も知ってるし、冗談でふて腐れてるのも知ってる。 これは彼なりの友情の証だと思ってるけど……どうなんだろう? ――でもこんな風に話してくれるって事は、やっぱり狼の心を少し開くことが出来たって事だよな。 「つーかもうすぐ予鈴」 「ん~、サボる?」 「断る」