俺は手洗いうがいをすませて、部屋着になるべく自室へと急いだ。 ドキドキ、ワクワク、なんだか変な感じだ。 「よし……」 簡単に開いた封筒の中には、便箋が二枚入っていた。 俺は深呼吸をしてから一枚目を読み始める。 「――小野寺へ。ってなんだこの普通すぎる始まり」 けなしながらも顔はほころんでいた。