「ま、いーから弁当食べよ」 俺のその言葉を合図に狼は包みを広げた。 なんとまぁ毎日うまそうなもんこしらえてくるねー? 「俺はこの学校に来て……しばらくして絶望したんだ」 「ん? うん」 珍しく狼が語り始めた。 笑ったり語ったり、なんだか忙しい奴だな。