「それより時間ちょいヤバめ?」


 壁に掛けてある茶色の時計に目をやると、もういい時間になっていた。


 急いで着替え、飛ぶように階段を駆け下りる。


「うるせぇ!」


――そのせいで親父に怒られたけど。