「なんで……わかる?」 「これでも保健室の先生だからね」 俺は布団から出て、センセの横に腰掛けた。 「可愛い子供たちの闇を見付けて光を差し出してあげるのも私の役目よ」 なんかどっかで聞いたようなセリフ。 でも、なんでか心地が良かった。 「センセ。俺ね、自分が怖い」 顔を見られるのも恥ずかしかったので、俺はセンセにもたれかかった。 いつものニオイ……安心する。