一匹狼と無邪気なワンコ


「あれ? センセ何も言わないの?」


「具合、悪いんでしょう」


 センセはカーテンを閉めず、自分のデスクへと向かった。


 このベッドからはデスクがよく見える。


 そして、座った時のスカートの中もね。



――ってのはウソだけど。


「悪くないけど良くもなーい」


「今日は休んでいいわ。特別よ」