一匹狼と無邪気なワンコ


「そうですか……ありがとうございます」


 いつもの愛想笑いを相手に送ったのち、俺はいつも寝るベッドへもぐりこんだ。


 そしていつものようにカーテンを閉める。


 そう、俺はこれからいつものように寝るのだ。


 ――しかし嫌な感じの奴らだったな。


 顔が、じゃない。


 オーラがなんとなくそんな感じがするんだよね~。


 別に俺、なんかの能力者とかじゃないんだけど。