「陸ー。メシ行こうぜ。なんか新しいパン追加するらしーし」


 昼休みのチャイムが鳴った数秒後、例のイマドキな奴らが俺を取り囲む。


 そんなに早く行動に移せるなら、もっと違う事に力を使った方がイイんじゃない?


「ん~、遠慮しとく。大滝君のとこ行きたいしね」


 あれから一週間、俺は昼休みになると毎日狼のもとへご飯を誘いに行ってる。