一匹狼と無邪気なワンコ


「それじゃあ行ってくるね」


「いってらっしゃいー!」


 母親が出て行った後、俺はおもちゃで遊ぶ二人のところへ駆けていった。

 
 ――なんだか使命感にかられた顔をしてる。


「ちゅーもく!!」


 俺の声を聞き、二人はピタッと動きを止め、俺の顔を見ている。


 やっぱり、俺はこんな二人知らない。