嬉しそうな俺と……優しい顔したその人……俺の母親。 なんだか胸が凄い熱くなって、途端に鼻の奥がツンとしてきた。 「あのね、ママこれから回覧板をお隣さんへ渡しに行くの」 母親は俺の背丈と同じくらいにしゃがみこみ、優しく俺の頭を撫でている。 「かいらんばん?」 「そう。お手紙を渡しに行くの。陸はお兄ちゃんだから、ママが居ない間、ユキちゃん達の面倒見ていてね」