一匹狼と無邪気なワンコ


「なんだ?」


 俺はそれが何なのか確かめようと、膝立ちになり仏壇の中を覗き込んだ。


 白と茶色の間のような微妙な色の封筒だった。


「……許せ親父」


 そう呟きながら、俺はそうっと封筒を手にした。


 仏壇の奥に貼り付けてあったんだろうけど、そのテープはもう粘着性が弱まっていた。


 でも、よく見ると何回も貼り直した跡が封筒に見受けられる。