一匹狼と無邪気なワンコ


「俺がキミを誘った時も、キミは俺の後ろを歩いて付いてきたんだよ」


「なんとなく……思い出した気がする」


 上を見上げながら言う狼は、やっぱりデカい。


 身長的な意味も、内面的な意味も含めて――ね。



「キミは俺との身長差を気にして、最後まで並んで歩かなかったけどねー」


「……悪かった」


 本気で申し訳無さそうな顔をしながら謝られると、どうにもばつが悪い。