「まぁ、イイって事で! そんじゃねぇ」 ひらひらと手を振りながらさっていく彼女を、もう少しだけ見ていたいと思った。 「それ、そんなに美味いのか?」 「――え、あぁ。そっか。キミ購買のパン食べた事ないんだっけ」 不思議そうな顔をしながら俺の持っているパンを見る仕草に酔いしれそうで怖かった。 少し首をかしげて見せたりするなんて、もしかして確信犯なのか?