今日も親父は居ないから弁当だって作らなくちゃいけない。


 ――いや、今日はコンビニでいいか。

 
 
「サボったら明日以降ますます行きづらくなるか」


 そう呟き、勢いよく布団をはねのけた。



 閉じたカーテンの隙間から、朝日が顔を覗かせている。


 カーテンなど開けなくても部屋の中は十分に明るかった。


 むしろ眩しすぎて目がしょぼしょぼするって感じ、かな?