一匹狼と無邪気なワンコ


「担任から伝言ですが、今日はSHR無いみたいなので掃除当番は掃除して帰宅してね」


 気が付いたら、最後の授業が終わっていた。


 黒板を見た後にノートを見ると、いつもの俺の字で書き留めてあった。


「寝てなかった……のか?」


 不思議に思いつつも俺はノートをバッグに仕舞いこんだ。


 教科書はどうせ明日も使うし持って帰らないのが俺のポリシー。



 っていうか重いでしょ、教科書。


 肩こるのとかゴメンなんだよね。