一匹狼と無邪気なワンコ


「んで、俺が寂しそうに見えたわけ?」


「ううん。別に」


「あっそ。んじゃ却下。たまにはのんびりしたいしねー」


 なんて適当な言い訳を作って俺はその場を逃れた。


 まぁ、もちろん本当の事ではあるんだけど……


 いい歳こいて女の家にお世話になるなんて、俺からしたら恥ずかしい事だと思う。