本来、高校生がファミレスとかで働くとなると二十二時までには帰らされるハズ。 それがここはバーでしかも叔父の店となると……相当遅いだろう。 「ま、体壊さないように頑張れ」 狼は俺の言葉に小さく頷くと、お店の裏口から入っていってしまった。 少しだけ店内が見えたが、商店街にあるのがおかしいくらいシャレた内装だった。 「大人って感じだよね! 陸とは大違い」 「お前一言余計だし一人で帰れよブス」 「なっ!!」