「お前、可哀想だ。ずっと自分の心を閉ざし、隠していくんだろ」 そう言い放つと、くるりと背を向けた。 俺の心を見透かした奴はあいつが初めてだ。 なら――可哀想っていう目で、いつも俺を見てたのか? 「ねぇ!!」