センセの悲しそうな顔を無視し、俺はベッドから飛び降りる。 もちろんそのまま職員室に行き、今日の分のプリントを日本史担当のセンセに貰うため。 「意地悪! ってそうじゃなくて走っちゃダメー!!」 保健室のドアを乱暴に閉め、職員室へ猛ダッシュ。 「あー! 市川センセ見っけ!!」 俺の声に振り返ったのは日本史担当のセンセ。 色気がある大人な男のセンセとでも言っとく?