「……誰だ?」 そう呟いた瞬間にチャイムが鳴った。 携帯を取り出し時計を確認すると既に四時間目が終わった時間だった。 「ちょっ――センセェ!!」 「何!? どうしたの!?」 大声を出したもんだから慌てて俺の元へ駆け寄ってきた。 ――右手にピンク色のペン握りしめてるし。