「……で?」


「三人で昼飯、どぉ?」


「断る」


 予想通りの断り方だったから俺は怯む事無く話を続ける。


「コイツの母親が大量に作って、俺たち二人じゃ食いきれないからキミも参戦してほしいんだよね~」


 
「なんで俺が?」


「ん~、俺とキミ、いつも昼飯食べてるから」


 納得したのか、狼は軽く頷きながら小さい声で分かったと言った。