「立てるか?」 上から声が降ってきて、見上げる先には黒い影。 顔が見えないけれど、この声はさっきのナンパ男じゃなさそう。 「あ、はい」 「とりあえず、移動して話そうか」 その人はそう言って、私の手を取り立ち上がらせる。 明るい道に近づいていく内に段々と視界も明るくなっていって私は隣にいる人物に釘づけになった。