「ちなみに、GTSってのは『グレート ティーチャー 冴島』の略だ」 「…まさか、自分で書いたわけじゃないですよね」 「んなわけねぇだろ。生徒に貰ったんだよ」 運転中の冴島さんは前方に意識を集中しつつ、一瞬だけこちらを向いてすぐに視線を前方に戻した。 懐かしそうに微笑むその横顔に少しだけドキドキしたのはきっと気のせい。