「ピンポーン!! ピンポーン!! ピンポーン!!」 笑えちゃうね。こんな時でも こんなチャイムの鳴らし方する のひとりしかいないって分かって しまう。 「真幸!! いるんだろう!! 真幸!! 」 わたしは、力の抜けた体に、 気合いを入れるように立ち 上がった。 ドンドンと叩かれる玄関のドア。 そんなんじゃ嫌でも開けなきゃ いけないじゃないの。 近所迷惑もいいところよ。 バカだよ。 亮君。