約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて




その夜温人は帰って
こなかった。



繋がらない携帯。


わたしに、温人を待つ権利は
ないのかもしれない。



でも、今わたしは不安の中で
携帯だけを握りしめ温人の連絡
を待っていた。