頭の中では、15年前のあの日 が鮮明に蘇ってくる。 亮君はわたしの髪をかき上げ 壁に押し付けたまま 愛しそうにくちびるを重ね つづけた。 わたしもがむしゃらに亮君を 求めた。 幼かったあの時には、 伝えられなかった想い。 ずっと温めていた想い。 今・・・。 その想いが溢れ出して お互いがお互いを求め続けた。