約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて


開けかけたドアが一瞬で全開
に開く。


抵抗する暇もなく抱きしめ
られたわたしの体はそのまま
壁に押し付けられた。


ドアは、風にあおられ自然と
閉まりそんなわたし達を隠
してくれる。



 「亮君・・・。やめて!!」


そんなわたしの抵抗は男の
亮君の体の中では、叶わない
抵抗だった。