無言のまま伸びる手が
わたしの頬に触れる。


それは、温人とはちがう感覚。



いつも3人でバカしたり、
ふざけたり・・・。


そんな毎日とはちがう。


亮君を初めて男としか意識した
瞬間だった・・・。



もう、戻れない。

昨日までの関係には。
  そんな予感が頭をかすった。