心地よい風が髪を通り抜ける。 わたしの初恋話しをイヤっ てほど聞かされた温人は、 やっと解放でもされるみたいな 表情でわたしを見送った。 温人はいっぱい恋話もある だろうけど、わたしは・・・。 わたしにとっては、 たった1度会っただけの 彼だけなんだもん。