「お前ら何してる!!」
真後ろから聞こえる怒声。
聞き覚えがある。
「たぐっちゃん見たら
わかるでしょう。
ちょっとくらい大目に見てよ。 」
ありえない。
担任のたぐっちゃんに
見られるなんて。
っていうかこんなところで
こんなことしてる私たちが
問題なんだけど・・・。
「吉村その言い分なぁ。
通用する訳ないだろう!!」
たぐっちゃんキレてるよ。
「とりあえず離れろ。」
「イヤです。」
温人が力いっぱい
抱きしめるから顔は温人の胸に
押しつけられて息が・・・。
たぐっちゃんがむりやり
離そうとする。
温人も意地になる。
余計に目立ってしまっている
この状況。
頭部にめちゃくちゃ視
線感じてしまう。



