約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて

「真幸のお父さんってパワフル
だね。」


 「本当恥ずかしいよ。」



 
 「まぁまぁ。 
でも本当に心配したんだよ。
 突然倒れるんだもん。」



 「ごめんね。」




 「真幸のこと吉村君が
保健室まで運んで、
新庄君が救急車呼んでくれて・・・。
わたしも先生呼びにいったんだよ。」



 「そうなんだ。 ありがとう。」



 「これ、吉村君から預かってきたよ。」


愛から差し出された紙は、
ノートを慌てて破ったみたいで、
けしてきれいなものじゃなかったけど、
わたしの宝物になったんだよね。