約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて

話ってやっぱりあのことだよね。



 『ガラ!!!』

思いっきりドアが開く。



 「真幸ー。」

悲鳴にも似た声を上げて
駆け寄ってくるスーツ姿のお・や・じ。


 わたしに抱きつき離れない。


 「息が出来ないって。 お父さん。」



 「あぁ。 ごめん。 ごめん。 」


慌てて離れたお父さんがやっと愛に気づく。